

1996年にスタートした金融システム改革の一環として、会計基準の大幅な変革が始まったことをきっかけに、多くの企業で国際会計基準の導入や連結会計体制の整備が進められています。子会社を含めた企業集団全体の価値を問われるようになった現在、連結会計体制の構築・整備は避けて通ることができない重要なファクターです。
国内外に合計で23の連結子会社を持つTCM株式会社様では、早くから連結会計の仕組みを検討しており、 2003年の4月には全社統一的な会計システムの導入を完了されました。これにより、これまで会社ごとのルールで行なわれていた会計業務を標準化し、連結決算業務の簡素化を実現されています。ブレイニーワークスでは、このシステムを実現した財務会計統合業務パッケージ「SuperStream-CORE」のご提案からシステム構築、保守・サポートまでをトータルでお手伝いさせていただきました。

経理部 副参事
森 幹雄氏バッチ系のシステムを見直し、
グループ内会計の効率化と迅速化を目指すTCM様ではこれまで、本社をはじめとした国内の連結子会社20社の決算処理を、独自開発した会計システム(ホストコンピュータ、オフコン)や市販PCソフト等で行っていました。しかし、グループ内で会計業務が標準化されておらず、ある子会社ではオフコンで集計したデータを、別の子会社では手書きの集計結果を連結システムに再入力して送ってきたりしていたため、連結作業が極めて煩雑なものになっていました。
また、既存の会計システムはバッチ系システムだったため、見たい資料などがあってもバッチ処理が終了するまで見ることができず、機動性に欠ける面がありました。こうした背景のほか、オフコンの生産中止に伴うサポートの打ち切りといったハードウェアの問題もあり、連結会計体制に対応した最新会計システムの構築を検討することとなりました。
パッケージとしての豊富な導入実績と、
必要な機能をほぼすべて網羅した充実のラインナップTCM様では、システムの構築に際して5社からの提案を受け、それぞれを比較・検討した結果、ブレイニーワークスの提案したSuperStream- CORE(以下SuperStream)を選択されました。そのポイントについて、経理部 副参事 森 幹雄氏は次のように語っています。
「SuperStreamは知名度の高いパッケージで、当社と同等規模の企業での導入実績が豊富なため、当社の規模にもフィットするだろうという判断が容易にできました。また、既に導入していた連結決算システム「SCOPE」との連動実績もあったことから、データ移行などもスムーズにできると判断しました」
また、SuperStreamがTCM様の必要とする機能をすべて網羅していたことも大きなポイントとなったようです。「SuperStreamは支払管理、分散入力、債権管理など、当社が必要としていた機能をすべてモジュールとして提供していました。さらに、必要なものだけを組み合わせて導入することもできるため、無理なく段階的に導入することができました」と、森氏は付け加えています。
このように、TCM様のニーズを満たしたパッケージであったことのほかに、ブレイニーワークスの営業担当者の熱意と丁寧な対応、そして同行していたSEの分かりやすく適切な提案も大きなポイントとなりました。


経理部
北氏 克明氏リアルタイムな会計データの処理と
大幅な業務効率化を実現TCM様では、SuperStreamをまず本社で導入し、その結果をみて順次子会社へ導入していくことになりました。そして2000年6月、 SuperStreamの本社導入を皮切りに、同年10月に基幹会計システムCORE、支払管理システムAP+、分散入力システムfieldの稼働を順次開始。その後も、固定資産・リース資産管理システムFA+、債権管理システムAR+、手形管理システムPN+などのモジュールを追加し、2001年12月には本社単独での会計システム構築が完了しました。
この新しい会計システムの導入効果について、経理部の北氏克明氏は次のように語ります。
「既存のホストシステムでは、バッチ処理に多くの時間を要していたため、データが見られる状態になるまで数日間かかることもありました。しかしSuperStreamを導入後は、リアルタイムで確認することも可能となり、データの修正などもすぐに反映できるようになりました。加えて、会計データをExcelなどに取り込んで加工したりすることも容易になりました。」
またTCM様では、SuperStreamを導入したことで業務の大幅な効率化にも成功しています。
「分散入力モジュールを導入したことにより、データの集計・入力作業などが大幅に効率化され、業務スピードが格段に向上しました。そして、システムの運用面では機能追加が容易になりました。これまでのシステムは、機能を追加・変更するたびに開発を行っていたのですが、SuperStreamでは、年に2回実施される制度改正と機能追加対応のバージョンアップという形で済むようになったのです。」と、同氏は付け加えます。
こうした本社での導入結果を受け、国内の子会社でもSuperStreamの導入を開始。段階的な導入を進めていき、2003年の4月には国内の子会社すべてに導入を完了されました。
グループ全体で稼働を始めた新会計システムのこれからに期待TCM様では、まだグループ全体でのシステム導入が完了したばかり。今後の新会計システムがもたらす効果について期待をよせています。
「システムをグループ全体で統一したことで会計業務が標準化され、属人的な作業も減っています。このため、連結決算業務についても大幅な簡素化、時間短縮が実現されると考えています。そのほかにも、グループ内における会計の透明性向上、システムが統一されたことによる管理負荷の軽減、メンテナンスコストの削減などの効果も出てくるでしょう」と森氏。続けて、
「連結会計を新システムで動かしていくに当たって、ユーザーの思いもかけない動きへの対応や、機能追加といった要望が出てくるでしょう。ブレイニーワークスとの連携で、より使いやすいシステムへとバージョンアップを図っていきたいと考えています」と語ります。
TCM株式会社様
TCM株式会社様は、国産第1号のフォークリフトを生産して以来、半世紀にわたって業界のパイオニアとして物流の合理化を推進されています。「総合物流システマ」を企業コンセプトに掲げ、長年蓄積された技術と「顧客第一」の企業姿勢により、大型フォークリフト、港湾物流システムなどシェアNo.1製品を数多く有しています。
商 号: TCM株式会社
本 社: 東京都港区西新橋1-15-5
創 業: 1949年(昭和24年)2月17日
資本金: 97億5962万円(2008年3月31日 現在)
東証・大証一部上場
URL: http://www.tcm.co.jp/

製造
連結会計体制に対応した最新会計システムの構築







