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確定拠出年金制度の導入事例
〜導入の狙い(ブレイニーワークスの場合)〜
確定拠出年金法が施行されてから2年が経過し、確定拠出年金の企業型年金の導入数は 480件*、個人型年金の加入者数は1.6万人*、と徐々に普及し始めています。従来の確定給付型年金が、運用の難しさから基金の解散や代行返上という動 きが顕著になってきている現在、確定拠出年金を導入する企業はますます増加すると見られています。そこで、今回は実際の導入について、弊社の事例をもとに ご紹介いたします 。

*数字は2003年10月7日発行「みずほリポート確定拠出年金導入の現状と課題(みずほ総合研究所)」より
株式会社ブレイニーワークス コーポレート本部 人事総務部統括マネージャー 大竹 徹也
株式会社ブレイニーワークス
コーポレート本部 人事総務部
統括マネージャー 
大竹 徹也
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■IT業界にふさわしい制度を段階的に導入
以前の制度では業界や時代に即していない面も多くありましたので、カネボウからの独立をきっかけに一連の人事制度を見直しすることになりました。人事施策 の基本コンセプトを「成果主義の徹底」「人材のプロフェッショナル化」「自立と選択」とし、社員にとって納得性の高い、わかりやすい、一貫性のある制度運 用を目指し、人事制度の改定を行いました。

次に退職金制度では、
(1) 従来まで加入していた厚生年金基金からの脱退という環境変化の要因
(2) 転職を通じてキャリアアップをする人が多いIT業界の特性
(3) 新人事制度との一貫性、整合性という人事施策面の要因
から新たにポイント制退職金制度を導入しました。
さらに、社員が任意に加入を選択できる「確定拠出年金制度」を導入し、退職金の一部を確定拠出年金へ移行することとしました。
■確定拠出年金制度導入の狙いは
人事施策の基本コンセプトである「自立と選択」に基づき、「確定拠出年金+退職金」と「100%退職金」の双方の メリット・デメリットを踏まえた上で、社員個人が自らの考えに基づき選択できる仕組みとしました。導入の狙いの中で最も重要視したのは、社員が自分自身の ライフプランを考える機会を提供するということです。
従来の確定給付型年金では、自分自身の年金にもかかわらず、それがどのような状況になっているのか分からない、あるいは関心を持つ人もごく僅かといった状 況であったと思います。確定拠出年金では、自己責任において資産の運用をしますので、退職後の自分自身の人生設計、ライフプランについて社員はもっと身近 なこととして捉えるようになるということです。

具体的に弊社では、導入の狙いとして社員に以下の点を説明しました。
(1) 「投資セミナー、ライフプラン教育とリンクした[情報・機会提供型]の福利厚生制度の導入」
(2) 個人の選択を尊重した新しい年金制度の導入
拠出額や年金資産残高が個人別に把握できるので、社員はこれらの拠出額の付与と運用の状況をタイムリーにかつ、具体的に認識できる。
離転職時には、年金資産を移し、積み立てを継続することができる(ポータビリティの確保)
(3) 税制優遇措置の享受
拠出金は、課税所得には含まれず、利息・配当金にも課税はない
老後の受取時には退職所得控除、公的年金等控除が適用される
(4) 企業の財務体質の強化
企業財務面では、退職給付債務の変動リスクが軽減され、また毎月の拠出費用の見通しがたてられる
次回は、実際の導入ステップについてご説明いたします。
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